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【単純接触効果】好きな人を振り向かせる心理テクニック|賢恋研究所
    2021年02月17日 更新

    【単純接触効果】好きな人を振り向かせる心理テクニック|賢恋研究所

    何度も目にしたり聞いたりすることで相手に親近感を覚えてしまう…という現象「単純接触効果」をご存知ですか?今回は、そんな単純接触効果を恋愛に活かせる心理テクニックとして解説。単純接触効果を起こすための具体的な活用法や、気をつけたいことなども合わせて紹介します。

    学生の頃、同じクラスやサークル、部活、バイト先でカップルが生まれやすかったような気がしませんか?

    また、結婚相手と出会った場所の統計データでも、職場や仕事先は常に上位ベスト5に入っています。

    学校や職場で恋愛が始まりやすいのは、何度も目にしたり、挨拶を交わしたりすることで相手に親近感を覚えていく心理効果「単純接触効果」が深く関わっているからです。

    今回は、この単純接触効果を恋愛に活かせる心理テクニックとして解説していきます。

    単純接触効果とは?

    【単純接触効果】好きな人を振り向かせる心理テクニック|賢恋研究所 1番目の画像

    何度も顔を合わせ、話をするうち、相手に親近感や好感を抱くようになる……。

    誰もが経験的に知っている心理効果を研究したのが、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンス。このため、「単純接触効果」は「ザイアンスの法則」とも呼ばれています。

    ザイアンス博士は日常的に使われる単語、顔写真などを使った実験で好感の生じる仕組みを探求。論文では、ある教師が行った次のような一風変わった実験についても紹介しています。

    学校の授業を使った単純接触効果の実験
    【実験内容】

    毎週、月曜日、水曜日、金曜日の2限、教室に真っ黒いゴミ袋を頭からかぶった男が入ってくる。
    ゴミ袋男は何も言わず、一番後ろの席に座っている。
    見えるのは裸足の足先だけ。学生たちはざわめくが、教師は何も言わずに授業を進める。
    ゴミ袋男は静かに授業を受け、そんな状態が数週間に渡って続いた。
    【結果】

    当初、学生たちはゴミ袋男に敵意を持っていたが、回数を重ねるにつれ、好奇心に変わって話しかけるようになり、最後には友達付き合いが始まった。

    たとえ、ゴミ袋を被った謎の男でも、何度も顔を合わせ、話をするうち、相手に親近感や好感を抱くようになる、これが単純接触効果です。

     単純接触効果を得たいなら最低でも15日に1度はコンタクトを取ること!

    単純接触効果の効果についてアメリカのノートルダム大学が男女200万人を対象に行った研究があります。

    この研究では、相手の好意を維持する接触回数、好意が増す接触回数、好意が減る接触回数が明らかになりました。

    分岐点は15日に1回。最低でも15日に1回のペースで接触しないと好意は薄れていき、逆にそれ以上の頻度でコンタクトを取っていると好意が増していきました。

    つまり、15日に1回以上の頻度で連絡をとったり実際に会ったりして接触機会を持つこと。これが、単純接触効果を使用して相手を振り向かせるポイントです。

    単純接触効果最大限に活かして相手を振り向かせるコツ

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    とはいえ、振り向かせたい相手に15日に1回以上連絡をとることはあくまでも最低限のポイント。もっと早く、確実に脈ありになりたいのであれば、それ以上にコンタクトをとる必要が。

    単純接触効果最大限に活かして相手を振り向かせるコツは4つあります。

    単純接触効果を起こすコツ①短時間で何度も会う

    単純接触効果は、ちょっとした挨拶、エレベーターを待っている間の短い雑談でも生じることがわかっています。

    長時間一緒にいることよりも、短時間でも何度も会うことを心がけましょう。

    例えば、丸1日のガッツリデートを月に1回するよりも、平日の夜、カフェでお茶をしたり、昼間にランチしたり、通勤通学のすれ違いざまにちょっと話したりといったことを15日以内に何度も繰り返す方が効果的です。

    単純接触効果を起こすコツ② 連絡はマメに取る

    一度、知り合いになった後なら、直接会わずとも、LINEや短い電話でコミュニケーションを取ることでも単純接触効果は働きます。

    気になる人と会う機会が減ってしまっているなと感じたら、LINEや電話での連絡を増やしていくのも賢い選択です。

    ただし、相手がLINEや電話での連絡を望んでいない場合には、逆効果となってしまいます。反応を見極めてから試していきましょう。

    単純接触効果を起こすコツ③ SNSでつながる

    気になる人、友達になりたい人、友人関係を維持したい相手とはSNSでつながっておくといいでしょう。

    あなたの投稿を相手が目にする回数が増えれば、それだけで単純接触効果が働きます。また、相手の投稿へコメントすることで、LINEをやりとりしたくらいのコミュニケーションを交わすことができます。

    ただし、投稿の回数、内容は考慮しましょう。自己顕示欲が強すぎると思われると、相手が引いてしまうかもしれません。

    【関連記事】 好きな人をキュンとさせるLINEテク!IDをゲットする方法・盛り上がる話題・両思いにするラインとは

    単純接触効果を起こすコツ④ 思い出してもらえるプレゼントを渡す

    プレゼントに思いを託すのもいい方法です。

    相手の誕生日に名刺入れやちょっといいボールペン、ハンカチなど、日常的に使うアイテムをプレゼントしましょう。

    一緒に遊びに行ったさいに、部屋に飾れるようなものを一緒に買ったり贈ったりするのもいいかもしれません。

    相手がそのアイテムを使うときや目にしたとき、あなたのことを思い出します。それが単純接触効果として働くのです。

    逆効果になるかも!?気をつけたい単純接触効果の注意点

    単純接触効果について気をつけておきたい注意点が5つあります。

    単純接触効果の注意点① 単純接触効果を過信しすぎないこと

    覚えておいてほしいのは、接触回数が増えれば親近感や好意が増すのは事実ですが、その効果は絶対ではないこと。

    ザイアンス博士が12人の男性の顔写真を使った実験では、同じ顔を何度も見せられるうち、参加者がその相手に好意を持つ傾向がありました。

    ただし、12人の中には単純接触の効果が大きかった顔もあれば、ほとんど効果のなかった顔もあれば、初めてみた瞬間から好きとされる顔も、嫌われる顔も。

    つまり、単純接触効果とは別に「その顔自体の魅力」「相手の好み」も影響していたのです。

    言われてみれば当たり前ですが、相手の好みの顔であれば単純接触効果のかなり効き目がありますが、好みに当てはまらない場合、絶対に効果があるとは限らないということ。

    単純接触効果を信じすぎて「とにかくたくさんコミュニケーションを取れば、好きになってもらえる」とは考えないようにしましょう。

    【関連記事】 好きな人を振り向かせる方法7選!仕草・会話・LINEで両思いになるテクニックとは

    単純接触効果の注意点② 無理に会おうとしないこと

    気にある相手から「その日は空いてなくて」と言われたのに、会えばなんとかなるはずと「じゃあ、空いている日を全部教えて」と詰めていき、迷惑をかけてまで無理に会おうとするのはNG。

    怖い、重い印象を与えてしまいます。

    単純接触効果の注意点③ しつこく連絡しないこと

    LINEや電話が効果的と知り、頻繁に連絡。でも、相手からの返信が遅く、留守電ばかりだと、「おーい」と催促し、電話は相手が出るまでかけ続ける……のはNGです。

    しつこい印象を与えると、単純接触効果による好意よりも嫌悪感が高まってしまいます。

    【関連記事】 【メンタリストDaiGo監修】LINEで脈あり・脈なしサインを判断。LINEの返信で好意を読み解く

    単純接触効果の注意点④ SNSを勝手にフォローしないこと

    SNSでのつながりを重視して、教えられてもいないのにも気になる相手のSNSを勝手にフォロー。親しげにコメントするのは、避けましょう。

    単純接触効果が働く以前に、距離感の取り方のヤバさが際立ち、怖がられてしまいます。

    必ず「インスタフォローしたいから教えて!」「SNSを知りたいんだけどいいかな?」と断りを入れましょう。

    単純接触効果の注意点⑤ 重いと思われるプレゼントをしないこと

    強く自分を印象づけたいからと、高級ブランドの商品や意味深なアクセサリー、自作のアイテムをプレゼントすると怖い印象になるのでNGです。

    また、大して話したこともないのに、記念日のお祝いをするのも踏み込み過ぎ。「なぜ誕生日を知っているの?」と不快にさせてしまう可能性があります。

    高価なプレゼントはある程度お互い知っている仲、関わったことのある仲でこそ、効果を発揮することを忘れずに。

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    ある程度したら思い切って行動を!

    恋愛と単純接触効果の関係を考えたとき、親近感や好意が高まる効用はたしかに役立ちます。しかし、それが恋愛に発展するかどうかは、告白次第。

    ずるずると親しい仲を続けていても、好意が恋心に変わる可能性は低いと言えるでしょう。

    恋愛対象として見てもらうには、わかりやすい好意を示すべきです。

    2週間〜1か月程度の期間で15日に1回以上の頻度で接触し、単純接触効果が働いたら、思い切って本格的なデートに誘いましょう。


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    出典:メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」


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