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本音を溜め込む女性へ、気持ちがうまく伝わる話し方のポイント
    2021年09月17日 更新

    本音を溜め込む女性へ、気持ちがうまく伝わる話し方のポイント

    彼氏や夫への不満を相手にうまく伝えられず溜め込んでしまったり、一生懸命思いを伝えてもちっともわかってもらえず悔しい思いをしたことがある方へ。コミュニケーションのすれ違いは性別による脳の働き方の差が引き起こします。男性脳の方に気持ちがうまく伝わる話し方のポイントを教えます。

    男性と女性では話し方も相手からの言葉の受け取り方も異なります。

    例えば、知人のご夫婦から聞いた、こんな夫婦ゲンカのエピソードがあります。あなたは旦那さんと奥さん、どちらが問題ありだと思いますか?

    朝、起きたとき、奥さんが廊下の電球が切れているのに気がつきました。

    旦那さんも「たしかに、電球、切れているな」と答えます。

    その日の夜、旦那さんは早めに仕事が終わり、奥さんよりも先に家に帰っていました。

    そこに残業を終えた奥さんが帰宅。廊下は電球が切れたままで真っ暗です。


    リビングに入ると、旦那さんはバラエティ番組を見ながら一杯やっていました。

    「なんで電球、替えておいてくれなかったの?」
    「替えてって言っていたっけ?」
     「朝、切れているねって話したじゃない」
     「言ったね」
     「だったら普通、替えてくれるでしょう。先に帰っていたんだし」
     「いやいや、おまえも『替えてくれ』とは言ってないじゃん」

     切れた電球を理由に夫婦ゲンカへと突入です。

    そんなことが何回かあってから、奥さんは「ケンカになるよりはまし……」と言いたいことを我慢するようになったと言っていました。

    言わずとも察してほしい女性脳と、言われないと察せない男性脳

    本音を溜め込む女性へ、気持ちがうまく伝わる話し方のポイント 1番目の画像

    さて、この夫婦喧嘩エピソードを読んで、あなたが女性ならば奥さんに共感するのではないでしょうか。

    そして、世の中の多くの男性も奥さんに共感する……と思うはずです。

    でも、その期待は裏切られます。

    なぜなら、男性の多くは、奥さんに同情しつつも旦那さんと同じく「替えておいて」と言えばよかったのに……と感じるからです。

    恋愛中も結婚後も男女間のコミュニケーションの火種となる、言葉の受け取り方の違い。こうした認識の差を生み出しているのは、性別による脳の仕組みにあります。

    奥さんが言葉足らずなわけでも、旦那さんが悪いわけでもなく、女性脳、男性脳とも言える脳の働き方の差が、すれ違いを作り出しているのです。

    一般的に男性脳は「論理型」、女性脳は「感情型」と区分けされ、男性は理屈で行動し、女性は感覚で行動します。

    何かしてほしいなら「言ってほしい」のが男性で、「感づいてほしい」のが女性。


    旦那さんは「言ってくれなきゃ、何をしてほしいのかわからない」と思い、奥さんは「言わなくたって、察してほしい」と落胆するわけです。

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    ケンカになるくらいならと彼氏や旦那への不満を我慢していませんか?

    まずはこうした言葉の受け止め方の違いがあることを知っておくこと。

    そのうえで、アドラー心理学は「わかってほしい」「察してほしい」と思うのをやめましょうとアドバイスしています。

    これは「恋人にイライラしてしまう原因はどこに? 幸せな恋を持続させる付き合い方のコツ」で紹介した「課題の分離」と同じ考え方です。

    自分と相手の間に境界線を引き、その言動を分けて考えることで「やってあげたこと」が承認されない苦しみから自由になるだけでなく、「やってくれないこと」の苛立ちからも解放されるのです。

    もちろん、パートナーとしてお互いがお互いを助け合うのはとても大切なことです。

    それでも「言わなくても伝わる」とは思わないこと。それはあなたがかけている色眼鏡に過ぎません。

    しかも、何度かのすれ違いの経験から、相手を「彼は言ってもわからない」「言うだけムダ」「ケンカになるくらいなら、私が我慢する」と決めつけてしまうのは、もったいないことです。

    「言わなくて伝わるはずが、伝わらないからあきらめる」のではなく、伝わるように言ってみることがよりよい関係づくりの第一歩となります。

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    感情を爆発させる前に身につけたい男性に伝わる話し方

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    もし、あなたが女性で「察してくれないパートナー」に苛立ちを感じた経験や本音を溜め込んで我慢した経験があるなら、ぜひ男性脳に合わせた話し方を試してみてください。

    「なんでこちらから歩み寄らなくちゃいけないの……?」と思われるかもしれませんが、男性に察する能力を身につけさせるのは困難だからです。

    ポイントは、「What、How、Why」を伝えることにあります。

    冒頭の電球が切れているエピソードであれば、
    「電球が切れているから、替えて欲しい」「なぜなら、私は今日、仕事で帰ってくるのが遅いから。廊下が真っ暗だとさみしい気持ちになる」と。

    こんなふうに「What、How、Why」をはっきりさせることで、男性は喜んで動いてくれます。なぜなら、パートナーを大事にしたい気持ちは十二分に持っているからです。

    まとめ

    男性に気持ちが上手く伝わる話し方のポイント

    • 男性が「察してくれない」のは脳の働き方が女性と違うため
    • 「言わなくても察してほしい」「言わなくてもわかってほしい」はやめましょう
    • 伝えたい話は「What、How、Why」をはっきりさせましょう

    現在恋愛中の方も夫婦も、言い切らなくても察してほしいな……と語尾を濁すような曖昧な表現は避け、求めていることをはっきり伝えましょう。

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