
気になる人の性格を見抜く!誰でもできる恋愛メンタリズムをお伝えします
「あの人いいかも……」という気になる人ができたとき、できれば相手の人となりをそれとなく知りたくなるものです。
とはいえ、面と向かって
「あなたはどんな性格ですか?」
「これまでどんな恋愛をしてきましたか?」
「どんな異性がタイプですか?」
…と聞けるのは、かなりメンタルの強い人だけでしょう。
できれば、相手に意識させず、不快感も与えずにこちらの知りたい内面を探りたいもの。
今回は、そんなわがままな恋愛初期の願いを叶えるため、メンタリストの本領を発揮させてもらいます。
直感の「この人いいかも……」を信じるべき科学的裏付け

好きな人や気になり始めた相手の人となりや性格を見抜くのに、複雑な知識や技術は必要ありません。私たちには「直感」というギフトが授けられているからです。
実際、心理学の研究では、人が目の前の相手の人となりや自分との相性を見抜くには0.1秒、恋愛対象になるかどうかも90秒から4分しかかからないというデータがあります。
しかも、こうした第一印象での直感は大きく外れることがないこともわかっているのです。
あなたが今、この時点で「この人いいかも……」と思い始めているなら、その直感を信じましょう。相手の過去のことはわかりませんが、少なくとも未来に向けたあなたとの相性はいいはずです。
好きだと思ったのに踏み出せなくなる…
直感メンタリズムを曇らせる3つの誤解
ところが、私たちは物事を複雑に考えすぎて、自分の直感を曇らせてしまう傾向があります。その理由は簡単で、余計なことを考えてしまうからです。
私たちが他人を判断する際、犯しがちな誤解が3つあります。
① 「人を見抜くには時間がかかる」という思い込み
顔を突き合わせずとも相手の本質は見抜くことができる!

1つ目の誤解は「人を見抜くには時間がかかる」という思い込みです。
あなたもどこかで「相手のことを理解するには長い付き合いが必要で、人のことを外見で決めつけてはいけない」と教わったことがあるかもしれません。
たしかに長い付き合いによって相互理解が深まり、あうんの呼吸でコミュニケーションが取れるようになることもあります。それは心理学的に言うと、相性のいい人と長く付き合ったからです。
すでにお伝えしたとおり、第一印象での直感的な判断にはほとんど誤りがありません。ぱっと見て「うわ、この人、苦手そう」と感じたなら、ほぼ間違いなく長い時間付き合っても「ああ、苦手だ、この人」と実感するだけです。
実際、人間には写真から相手のことを見抜く能力が備わっていることもわかっています。
例えば、子供を対象にしたこんな実験があります。
2つの船があり、2人の船長の写真を見せます。そして、「どちらの船に乗りたいですか?」と聞きます。写真の船長は、じつは大統領候補2人。
子供たちは何の事前情報をもなく、2人の写真を見比べ、70%の確率で当選する方の船長を選びました。
写真から伝わる第一印象からも、その人の信頼感は判断できるということ。つまり、顔を突き合わせずとも相手の本質は見抜くことができるのです。
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人を見抜くには時間がかかるというのは、思い込み。
有能な人か、信用できる人か、相性のいい人か。0.1秒の直感を信じてください。
②「顔を突き合わせて話さないと相手の性格はわからない」という誤解
気になる人のSNSはしっかりチェック!
SNSの投稿には相手の性格が表れている

直感メンタリズムを曇らせる2つ目の誤解は、「顔を突き合わせて話さないと相手の性格はわからない」です。
「直接会って、ゆっくり話をしないと相手の本心はわからない。だから、この人は! と思った人とは2人だけで話しましょう」と。
これもまた、人付き合いに関してよく言われるアドバイスです。たしかに、1対1でゆっくり話すことで得られる情報は少なくありません。
ところが、最新の研究によると、SNSの投稿をチェックした方が直接会って話すよりも相手の性格を正しく判断できるという説も出てきています。
その根拠は、「単純接触効果」と呼ばれる直接会って話をすることで深まる親密度や、親しくなったから悪い人ではないと思いたがる「ハロー効果」などといった、直接会うことで発生するバイアスに囚われずに相手を見ることができるからです。
例えば、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどでは理想的な自分しか出さないので、相手の本当の性格はわからないと言われがちです。
しかし、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツが行った研究によると、被験者のSNSでの投稿を調べた結果、本人の本当のパーソナリティに近い人格を表現していることがわかりました。
私たちがある人のSNSを見た際に感じる印象、
「いけすかないヤツだ」
「この人、いい人っぽそう」
「癒やされる」
「この人は金遣いがあらそうだ」
…はほぼ正しい。相手のことを知りたければ、その人のSNSの投稿をチェックして、直感的に感じたことを信じればいいのです。
- ポイントはSNSへの投稿の傾向ではなく、それを見たときにあなたが感じた印象を大切にすること。
アメリカで2万人規模の結婚したカップルへの調査が行われ、3分の1の既婚者がSNSを含むインターネット上での出会いからゴールインしたことがわかっています。
なぜ、オンライン上の出会いは相性がいいかと言うと、SNS上で相手を見て抱いた第一印象が、実際に会ったときも裏切られることが少ないからです。
これはSNSへの投稿を見た印象に間違いないがないことの証明でもあります。好きな人がいるなら、ぜひSNSをチェックしてみてください。
③ 「人を見抜くには特別な才能が必要だ」という思い込み
無理に相手の心理を深く探ろうとするよりも
あなたの受けた第一印象の直感を信じましょう!

最後、3つ目の誤解は、「人を見抜くには特別な才能が必要だ」という思い込みです。
繰り返しになりますが、人の本質を見抜くのに特別な才能はいりません。特殊な訓練も必要ありません。
私は、「メンタリストは、相手のわずかな表情の変化を見て、考えていることを見抜くんですよね?」と聞かれることがあります。
たしかに、微表情の変化から相手のことを読む方法はありますが、最新の研究によると細かい表情の変化に着目するほど、性格や本音はわからなくなっていくという報告も。
実際、メンタリストが「表情を読んでいます」と相手に言うのは、その言葉でプレッシャーをかけ、次の言動をコントロールしようとしているだけです。
性格や本音を見抜くのではなく、圧力をかけて相手の本質や本音を引き出そうとしているのです。
これは尋問のテクニックとして発達してきたもので、一般の方が取り入れようとすると、逆に的中率は下がっていきます。
むしろ、あなたが本来持っている人の本質を見抜く能力……「直感」を信じた方が、うまくいきます。
まとめ
ここで、気になる人の性格を見抜くテクニックをおさらいします。
- 第一印象の直感を素直に信じる!
- 相手のことを知りたければSNSをチェック!
- 人を見抜くのに特別な才能はいらない!
自分の直感に自信を持つことを大切にしましょうね。