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好きな人にアプローチする際のベストな会話の方法とは? ポジティブ発言とネガティブ発言の黄金比率
    2021年09月16日 更新

    好きな人にアプローチする際のベストな会話の方法とは? ポジティブ発言とネガティブ発言の黄金比率

    好きな人ができたけど、どのようにアプローチすれば良いか分からない……こんな時は、円満な日々を送っている夫婦を見本にしたら良いです。良好な関係を築いている夫婦の会話において、ポジティブ発言とネガティブ発言のバランスを見てみましょう。

    好きな人ができたとき、必要以上に緊張してしまってきつい口調になってしまったり、自分のことをよく思ってもらいたい気持ちが強すぎて多くのことを話し過ぎてしまったり……。

    いくつになっても、うまいアプローチができずに悩む瞬間はやってきます。

    考えてみると、私たちは好きな男性や女性と話すことについてほとんど準備をしていません。

    自分の経験から「こう話したらうまくいくことが多い」と感じている方法で、人と接しています。

    でも、あなたは未経験のスポーツや趣味を始めるとき、コーチに教わったり、教則本を開いたりと、何かからやり方を学ぼうとするはずです。

    それは手本を見た方がうまくいく確率が上がるからです。

    同じように、好きな人ができたときのアプローチの仕方がうまくいっている先輩たちから学ぶことで、相手に好印象を与えることができるようになります。

    良好な関係を築き上げている夫婦のポジティブ:ネガティブバランスは?

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    ここで言う「うまくいっている先輩」とは、円満な日々を送っている夫婦。

    ワシントン大学の名誉教授であり、人間関係の研究で知られるジョン・ゴッドマン博士の研究によると、お互いに信頼感を持ち、良好な関係を築いている夫婦は、会話においてネガティブな言葉を1つ発したとき、必ず5つ以上のポジティブな声掛けを行っていることがわかっています。

    つまり、会話の中でポジティブ5:ネガティブ1の割合が保たれていると、カップル間の関係が安定していくのです。

    この法則は、付き合う前の2人の関係でも当てはまります。

    デート中、相手に対して嫌味を言ってしまった場合、そのひと言の5倍のポジティブワードを繰り出しましょう。何も難しい言葉を使う必要はありません。

    「ありがとう」
    「すごいね」
    「そんな考え方があったんだ」
    「助かった」
    「よく気がつくね」


    会話のスムーズさや自分のいいところをアピールすることにあくせくするよりも、相手に対するこうしたシンプルでポジティブな声掛けを心がけるだけで相手のあなたへの印象は好意的なものに変わっていきます。

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    ネガティブ発言ゼロはNG! 褒めすぎず否定しすぎずが大事


    ここまで読んで、「いっそのこと相手に対するネガティブな発言は一切しない方がいいのでは?」と感じた人もいるかもしれません。

    しかし、好きな人が相手とはいえ、ポジティブな発言に終始していると、あなたの評価は「何も考えていない人」「お世辞ばかり言う人」「信用できない人」という評価になってしまうのです。

    ジョン・ゴッドマン博士はその境目を「ポジティブ13:ネガティブ1」と指摘しています。

    13のポジティブ発言の間に発せられた1のネガティブ発言は埋もれてしまい、相手はあなたのことを自分に好かれようと必死になっている人と見て、恋愛対象から外してしまうかもしれません。

    適度なネガティブ発言は「批判者の知性」と呼ばれ、言われた側は相手の言葉からその人の知性やウィットを感じ取り、信頼します。

    だからこそ、褒めすぎもダメですし否定しすぎもダメということで、ポジティブ5:ネガティブ1が黄金比率とされているのです。

    破局してしまうカップルが陥っている、ポジティブ:ネガティブバランスは?

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    ちなみに、ジョン・ゴッドマン博士は破局するカップルのネガティブ、ポジティブ比について研究しています。

    その比率はどの程度だと思いますか?

    「ポジティブ3:ネガティブ1」
    「ポジティブ1:ネガティブ2」
    「ポジティブ1:ネガティブ1」

    答えは「ポジティブ1:ネガティブ1」

    1対1の比率になっているカップルから破局率が一気に上昇していくことがわかっています。

    数字だけで見ると「なるほど」という印象ですが、実際の会話に置き換えて考えてみると、過去の恋愛がなぜうまくいかなくなってしまったのか、その理由が見えてきます。

    彼氏や彼女、ないしは好きになった相手に対して、ちょっとしたネガティブ発言をぶつけてしまったとき、私たちは「しまった」と思いながら「ありがとう」と日頃の感謝を伝えるなど、ポジティブな言葉を送ります。

    しかし、その声掛けは「しまった」1回につき、1回で終わってはいないでしょうか。ちょっと悪いことを言ってしまったから、相手を褒めて、それで釣り合いが取れていると考えがちなのです。

    しかし、ジョン・ゴッドマン博士の研究はそれだけでは圧倒的にポジティブ発言が足りないことを明らかにしています。

    つまり、褒め過ぎたくらいで、褒め過ぎはないということ。

    ましてやこれから告白したいと思っている好きな相手に対してのコミュニケーションです。

    ネガティブなことはほどほどに、思ったとしてもあまり口にはせず、ポジティブな言葉かけを増やしていきましょう
    。それによりカップルになれる可能性が上がります。

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