もしかしてモラハラ彼氏？モラハラ男の特徴と対処法、別れるときの注意点を教えます
私の彼氏、もしかしてモラハラ男かも……と悩んでいませんか？
今回は、モラハラ彼氏に当てはまる男性の言動の特徴や対処法、別れるときの注意点を教えます。
「モラハラ」とは？
モラハラとは「モラルハラスメント」の略語。身体的な暴力ではなく、一方的な論理や道徳を振りかざした言動、態度によって、相手に精神的な苦痛を相手に与えるDV(ドメスティックバイオレンス)の一種です。
- 「もっとちゃんとやらなきゃダメだよ！」
- 「その知識、誰に吹き込まれたの？」
- 「なんで僕と一緒にいるのに楽しそうにしないの？」
モラハラ彼氏は「これが正しい」「相手のためだ」と思い込んだ状態で、彼女を攻撃し、支配していきます。
そして、モラハラの怖いところは、被害を受けている側の感覚が「どうしてこんなことを言われなきゃいけないんだろう？」から「私が悪いのかも……」に変化していくところ。
まさに加害者であるモラハラ彼氏の論理と道徳に染められていってしまうのです。
当てはまると「モラハラ」かも…モラハラ彼氏の特徴
モラハラ彼氏は、「自分は愛情深く」「彼女のことを思って」「欠点や改善点を指摘している」と思い込んでいます。そして、正しいモラルを持っている自分が、彼女をより良い方向に導くべきだと考えてもいます。
その結果、モラハラ彼氏は自信満々な態度で彼女の自由を制限し、精神的に支配しようとしてくるのです。
モラハラ彼氏の特徴① 態度で脅す
- 不満なことがあると「ふーーー」と大きなため息を付く
- 苛立ちを感じたら壁や机を「ドン！」と叩く
- 怒りをあらわにするために彼女の作ってくれた料理を食べずにゴミ箱へ放り込む
モラハラ彼氏は態度で彼女を脅し、不穏な空気で圧をかけ、自分の主張を通そうとします。
モラハラ彼氏の特徴② いつまでもミスや欠点を許さない
- 彼氏に頼まれた買い物を忘れてしまった
- 仕事で彼氏のアドバイスを活かせず、失敗した
- 家事をちょっとサボってしまった
モラハラ彼氏は、このような彼女の些細なミス、失敗を見逃さず、攻撃の材料にしてきます。
- 「そのくらいのこともできないのかよ」
- 「だから、俺の言ったとおりにすればいいのに」
- 「それぐらいしかできないんだから、もっとちゃんとやりなよ」
彼女が謝っても許さず、ネチネチと責めてきます。
モラハラ彼氏の特徴③ 恩着せがましい
- 「これだけ親身になって話してやっているのに」
- 「朝まで叱るのは愛情があるから。俺ぐらいしか叱ってくれないよ？」
- 「付き合ってやっているんだから、感謝してほしいよ」
第三者が聞けば、「何その上から目線!?」と引いてしまう恩着せがましい物言いも、モラハラ彼氏の影響下にある彼女は受け入れてしまいます。
モラハラ彼氏の特徴④ 人格否定する
- 「本当にバカだな」
- 「俺がいないと何もできないよな」
- 「1人でできると思っているの？ 無理でしょ」
人格否定は、モラハラ彼氏の得意技です。彼女の心を弱らせ、自己嫌悪に陥ったところを自分が救い出すことによってコントロールしようとします。
モラハラ彼氏の特徴⑤ 弱みや恐怖心を利用してコントロールしようとする
- 「何の取り柄もないんだから、俺がいないと生活できないよ」
- 「俺、本当にキレると何するかわからないよ」
- 「誠意があるなら、絶対、明日までに用意して」
モラハラ彼氏は、恋愛に対する信念・価値観を表す「恋愛スクリプト」が「恐怖タイプ」の可能性が高く、このタイプの人はパートナーに圧力を与え、恐れを抱かせることが必要だと考えます。
つまり、彼女を脅し、従わせる形で2人の関係性を作っていこうとするのです。
そのため相手の弱みを突く、恐れを誘う、焦らせるなど、ネガティブな感情を利用して人を自分の思いどおりにコントロールしようとします。
モラハラ彼氏の特徴⑥ 自分の非を認めず言いくるめようとする
「なんで逆ギレしているの？俺が悪いの？そんなことないよね。君のためにやったんだから」
「その態度なに？友達になんか入れ知恵されたの？彼氏と友達どっちが親身になってくれると思っているの？」
モラハラ彼氏は、自分に何か非があったとしても決して認めず、別の角度から攻めて彼女を言いくるめようとします。
モラハラ彼氏の特徴⑦ 冷静に詰めてくる
「僕の周りの人に聞いても、たぶん君の周りにいる人に聞いても、みんな君が悪いと言うと思うよ」
「君はいつもつらいことがあると投げ出そうとするよね。それじゃ人間的に成長しないと思うから、僕が叱ってあげているんだよ。わからない？」
激昂して、怒鳴りつけるようなことはせず、冷静に淡々と詰めてくるのがモラハラ彼氏です。ただ、その論法は、客観的に見ると破綻しています。
モラハラ彼氏の特徴⑧ 束縛が激しい
彼女をコントロール下に置くためには、友人知人から切り離すのが一番の早道です。そこで、モラハラ彼氏は彼女が出かける先、そこでの過ごし方など、自分と一緒ではない行動を監視、束縛します。
口では「心配だから」「大事に思っているから」と言いますが、支配欲からの行動です。
モラハラ彼氏と付き合うとどうなる？
モラハラ彼氏の8つの特徴を読んだ大部分の人は、「ありえない！」と怒りを感じたはずです。
でも、モラハラというDVの恐ろしさは毎日毎日罵られ、叱られ、無視され、「おまえは無価値だ」と言われ続けるうち、どんどん「私が悪いのかも……」と思い込まされてしまうところ。
モラハラ彼氏との交際には、不幸な未来しかありません。
① 自分が悪い、と思いこむようになる
人格を否定されたり、不穏な空気でお前が悪いという圧を受けたり、「俺は悪くない」と言いくるめられたり……。
モラハラが繰り返されるうち、「彼氏が正しくて、自分が至らないのかもしれない」と思い込むように。
② 思考力が奪われ、コントロールされやすくなる
- 彼氏の機嫌を損ねないようにしなくちゃ
- イライラさせたら謝らなくちゃ
- 何をするにも彼氏に相談しなくちゃ
モラハラのストレスによって思考力が奪われ、相手にコントロールされやすい状態になっていきます。
③ 依存するようになる
①と②が重なることで、次第に自分を信じる力、肯定する感覚が乏しくなり、モラハラ彼氏のコントロール下に。
その状況を受け入れるため、「自分にはこの人しかいない」と相手に依存するようになってしまいます。
モラハラ彼氏への対策は別れること
モラハラ彼氏は外面が良く、周囲の目があるときはDVを感じさせる行動を取りません。ですから、事情を深く知らない友人からは「いい彼氏だよね」「頼りがいがありそう」と羨ましがられることも。
そうした声がますます「あの人は、本当はいい人」「私を思っているから厳しい」「私が理想の彼女になれば、彼も変わってくれるはず」と無謀な期待を抱かせます。
しかし、モラハラは基本的に収まりません。
別れるときの注意点 ① 強い気持ちで別れる
「相手のことなんてどうでもいい」「何が何でも絶対に別れる」という強い気持ちで別れましょう。
その際、モラハラ彼氏に面と向かって別れを告げる必要はありません。別れるというよりも立ち去る感覚で、関係をプツリと切るべきです。
モラハラ彼氏は口が達者で、必ず引き留めようとしてきますが、決して聞き入れないようにしましょう。
別れるときの注意点② 連絡ができそうなツールは全てブロック
別れを確定させるためには、連絡を取れない状態を作るのが大切。
LINEを含めたメッセージアプリはもちろん、TwitterやインスタなどDMが送れたり、足取りを追えたりできる可能性があるツールはブロックしましょう。
別れるときの注意点③ 「俺、変わるから」を信じない
もし、別れ話の間にモラハラ彼氏が意気消沈した顔で頭を下げ、「俺、変わるから」と泣きついてきても信じてはいけません。よりを戻したらいずれ、変わらないモラハラぶりをぶつけられるだけです。
つまり、モラハラ彼氏の対策は別れるのが一番。
そして、別れた後に「私には見る目がなかった」と自分を責め、恋愛に臆病になる必要はありません。悪いのはモラハラ彼氏です。
彼らは巧妙に本性を隠しながら近づいてきます。
モラハラ彼氏予備軍を見抜けるよう知識を付け、次の出会いを掴みにいきましょう。