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モテる男女が実践する相手の心をわしづかみにする褒め言葉
    2020年12月30日 更新

    モテる男女が実践する相手の心をわしづかみにする褒め言葉

    誰もがもつ“モテたい”という願望。どうすれば周囲の人や好意を抱いている相手に意識してもらえるか? イケメンや美人を口説く方法、そして付き合いが長いカップルのマンネリ解消法など、あなたのモテ度が一気にアップする方法を紹介します。

    人間には「自分のことを知りたい」という欲求があり、他者から「あなたはこんな人」と言われることによろこびを感じる性質があります。

    FacebookやTwitterなどのSNSで自分の性格診断結果を投稿する人が多く見られるのも、以前、血液型ごとの取扱説明書が爆発的にヒットしたのも、自分のことを知りたいという欲求「自己認識欲求」を刺激しているからです。

    実は、周囲の人や好意を抱いている相手に自己認識欲求を意識した褒め言葉を送ることで、あなたのモテ度が一気にアップしていきます。今回はその具体的な方法を紹介したいと思います。

    2種類の自己認識欲求「自己確認」と「自己拡大」

    自己認識欲求には2種類あり、1つ目は自分でも知っていることを改めて人から言われることで起こる「自己確認」、2つ目は自分で知らないことを人から言われることで起こる「自己拡大」です。

    例えば毎朝、鏡の前に立って身だしなみをチェックすることでテンションが上がるのは「自己確認」ができているから。特に気になる男性や女性がいるとき、あるいは重要な仕事の場に向かうときなど、できるだけ見た目を整えたいと思うのも「自己確認」を求めるからです。

    そのうえで、「今日もオシャレですね」「髪型が決まっていますね」など、自分で外見上のチャームポイントだと思うところを褒められると、うれしくなります。

    これは自分のことを見て欲しい、自分という存在を確認して認めて欲しいという自己確認の自己認識欲求が満たされるからです。

    一方、人から「◯◯さん、じつはすごくやさしいんですね。仕事ができるから論理的でクールな人なのかと思っていました」「●●さん、テキパキしているのに、ときどき抜けてて、ちょっと天然でステキですね」など、意外性を指摘されて、うれしくなった経験はありませんか。

    それが自分の抱いている自己のイメージとは違う面も認めてもらいたいという「自己拡大」の自己認識欲求の働きです。人から褒められることで、自分にそんな魅力があったのか! と自己拡大が起こるとき、自己認識欲求が最高に満たされます。

    イケメン、美人、年上男性、年上女性を口説くには?

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    モテる男性、モテる女性に共通するのは、会話の端々で相手の自己認識欲求を満たす褒め言葉を駆使していることです。

    例えば、「かわいい!」「え、こんなことも知らないんですか?」など、10歳以上離れた年上の男性、女性にモテる若い人は、近くで聞いていると「年上の人に対して失礼では?」と思うようなことを言います。

    ところが、率直な物言いが、年上の人たちに「知らない自分を発見」させ、自己拡大を起こし、年下の彼らを魅力的な存在にしていくのです。

    また、イケメンや美人は「かっこいい」「かわいい」「スタイルがいい」と言われ慣れています。つまり、自己確認の自己認識欲求は日頃から十分に満たされているわけです。

    そこで、イケメンや美人に対しては「耳の形がかわいいですね」「小指がきれいですね」など、一歩間違ったら気持ち悪いような視点で、相手がこれまで褒められたことのない場所を評価していく作戦が有効です。

    言われた方は、耳の形がかわいい? 小指がきれい? と疑問に思い、意外と会話が広がっていき、記憶に残ります。

    彼らは自分がかっこよくてきれいなことはわかっていますから、未知の部分に目を向けられることで、自己拡大が働くわけです。

    イケメン、美人、年上男性、年上女性を口説くなら、相手の意外な魅力を見つけ、率直な褒め言葉でくすぐっていきましょう。

    自己確認をくすぐる、相手の性格の褒め方

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    一方、どんな人にも響くのが、性格面や内面のいいところを突き、自己確認の自己認識欲求を刺激する褒め言葉です。

    例えば、「なんか不思議な雰囲気がありますね」という褒め言葉はどんなシチュエーションでも役立ちます。

    竹を割ったようなさっぱりした性格と言われている人も、本人は「そんなに単純じゃないんだけどな」と思っているもの。「なんか不思議な雰囲気がありますね」は、周囲からなかなか指摘されないけれど、自分では「こんなところもあるんだけどな」と考えている内面を認めてあげる褒め言葉として、相手の心をくすぐります。

    言われた側は、「不思議な雰囲気」と言われると、なんのことだろう? 他の人と違うってことかな? と考え、なかなか触れられることのなかった部分の自己確認が満たされ、強く印象に残るわけです。

    同じ傾向の褒め言葉としては「そういうところ、ちゃんとしているよね」(何かの行動の後に)、「あなたと話していると楽しいね」(会話の折に)、「きみのおかげだよ」(物事がうまくいった後に)などがあります。

    相手は、「そんなことはないよ」と謙遜する態度を取るかもしれませんが、目に見えない性格の話だけに、内心では「そうかな」と喜びます。

    つまり、好き放題を言っているように見えて、でもモテている人たちは他の人が言わないけれど、相手にフィットした褒め言葉を繰り出しているわけです。

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    相手を褒めることは、付き合いの長くなったカップルにこそ、重要なことです。というのも、浮気の始まりには自己確認と自己拡大が深く関わっているからです。 

    今、進行中の恋や過去の恋愛を振り返ってみると、出会いがあって、告白があって、付き合い始めた当初はお互いに相手のことを褒めていたはずです。

    そのやり取りの中で自分の美点を指摘され、自己確認が満たされていき、自分の意外な面を発見しては自己拡大を刺激される。その繰り返しによってお互いの距離がますます縮まり、いわゆる恋愛の一番楽しい時期に突入していきます。

    ところが、長く付き合えば付き合うほど、自己拡大を起こすのが難しくなっていくのです。   たくさん褒めた結果、新たに褒めるポイントが見いだせず、出てくる褒め言葉も「いつもやさしいね」といった言葉になります。

    もちろん、パートナーの言葉がうれしくないわけではありません。でも、自己拡大は刺激されません。マンネリ化の始まりです。

    そんな心の隙間を縫うように、学校の後輩や職場の同僚が、あなたの新たな一面を新鮮な言葉で褒めてくれたら、どう感じるでしょうか。

    うれしくないわけがありません。そこで芽生えた小さな好意が将来的に浮気につながることがあるわけです。

    ですから、今、あなたに大切なパートナーがいるのなら、いつも「今まで褒めたことのない相手の魅力はどこかな?」という視点で、相手のことを考えていきましょう。

    人は新しい可能性に挑戦したいと思い、自分の新しい可能性に気づきたいと願う生き物です。その本質に気づいていけるパートナーであれば、2人の関係は良好なまま発展していきます。

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